みなさま、お久しぶりです。
kogasanaです。
今年はかなり多忙で全然ブログの更新ができていませんでした。
今回からブログの解説はマスコットキャラクターである藤ちゃんとあかりちゃんが担当してくれます。
それでは、藤ちゃん、あかりちゃん、よろしくお願いします!
マスコットキャラクターを紹介します!
写真 | 名前 | 特徴 |
木上 藤 |
大学2年生の女の子。 |
|
桜木 燈梨 (さくらぎ あかり) |
高校2年生の女の子。 最近、同人活動に興味を持ちはじめて、いろいろ情報収集をしている。。 |
藤ちゃんは水井はるかさん、あかりちゃんは私(kogasana)がキャラデザしました。
AI絵師はいらない存在なの?
今回の記事のテーマは、みなさん一度は考えたことがある、AI絵師についてお話していきたいと思います。
本記事ではAI絵師を「AIイラスト生成ツールを使って出力したイラストをそのまま投稿してお金・PV(ページビュー)・フォロワーなどを稼いでいるいる人」と定義します。
※出力したイラストを少しだけ修正・補正してアップする人も含みます。
結論として、上記の定義においては、私は「AI絵師は嫌い」だと思っています。
なぜなら他人のイラストを勝手に学習させて、自分は何も絵を描かずにプロンプトを描いているからです。
さらにはFANBOXで月6桁を稼いで、それを堂々と公開している神経が私には理解ができません。
- 他人のイラストを勝手に学習させてお金儲けをしている。
- AI絵師をしていることに罪悪感が一切ない。
- 「自分は作品を供給してやっているんだ」と開きっている。
AI絵師については、これまでにさまざまな議論がされてきました。
そして、その大半が否定的な意見を占めています。
- イラストレーターさんのイラストでお金儲けをしている!
- 自分で絵を描いていないのに絵師を名乗るな!
- AI絵師のモラルがなさすぎる!
だって、他の人のイラストを勝手に使ってネットにアップしているんだよ!
あまりいい気分ではなかったわ
本音を言うと、AIイラストを出力してそのままTwitterやPixivにアップしていて、さらにFANBOXなどでお金を稼ぐ行為については良いとは思っていません。
※2023/5/10にFANBOXではAI作品が禁止になりました。
さらに、みんなが不快になるようなAIイラストを堂々とネットにアップしている人もいて、本当に嫌な気分をすることもあります。
プロンプトエンジニアとしては優秀?
さきほど、私は「AI絵師はいらない」という結論を言いました。
しかし、それはあくまでもAI作品をネットにアップしてお金や影響力を稼いでいる人がいらないと言っているに過ぎません。
AI絵師という立ち位置がダメなわけであって、視点を180°変えれば、彼らの価値も変わってきます。
皆さんは、プロンプトエンジニアという職業はご存知でしょうか?
プロンプトエンジニアという職業
プロンプトエンジニアとは、AIからより優れた回答を引き出すプロを指します。
私も、画像生成系AIを何回か使ってみましたが、使いこなすのがとても難しいです。
例えば、Canvaというデザインアプリで次のようなプロンプトを入れたら次のような結果になりました。
プロンプト:学校で授業を受けている眠そうなセーラー服を着た可愛いアニメ風の女の子
Canvaに上記のプロンプトで作品を作ってもらいました。
その結果をご覧ください。
Canvaに生成してもらった画像
イラスト1 | イラスト2 |
イラスト3 | イラスト4 |
4つのイラストとも確かに「セーラー服」っぽい服を着ている女の子が描かれています。
「アニメ風」のイラストであることも共通しています。
しかし、眠そうな表情をしているのは、イラスト1とイラスト2だけです。
イラスト3の女の子はもしかしたら眠いのかもしれませんが、一瞬で判断するのは難しいです。
イラスト4の女の子に至ってはガッツポーズをしているので、眠そうには思えません(笑)
イラストの生成は難しい
これでお分かりいただけたと思いますが、画像生成AIを使いこなすのはとてもむずかしいのです。
一時期、ラーメンを素手で掴んで食べる女性のイラストが話題になりましたが、それだけ人間の意図する情報をAIに伝えるのは難しいです。
AI絵師にはプロンプトとして一定の才能はある
私はAI絵師がやっていること(他人のイラストを学習させて生成したイラストでお金やフォロワーを稼ぐ)ことについては良く思っていません。
しかし、AIイラストのプロンプトエンジニアとして活躍することはできるのではないかと思っています。
イラストを描くときに一番時間がかかるのが資料集めです。
書籍を読んだり、ネットで画像を検索したりする必要があります。
人物イラストを描くときに一番時間がかかるのは「ポーズ資料の収集」です。
そんなときに、AIが出力したさまざまなポーズのイラスト集があったら、かなり資料を収集するのが楽になるのではないでしょうか。
結論:AI絵師はプロンプターになろう!
他人のイラストを勝手に学習させるAI絵師なんて今すぐにやめて、画像生成のプロンプターとしてみんなの役に立つ仕事をしてはいかがでしょうか?
AI生成に関する賛否や著作権などの問題は別にして、AIを活用してイラストの資料をまとめたり、高品質なAI作品を出力するためのプロンプトを公開・販売するのであれば、私は問題ないと思っています。