今回は少しセンシティブな話題です。
二次創作で利益を出すのがいけない事なのかについて解説します。
結論:全く問題有りません!ただし注意点があります!
結論からいうと全く問題ありません。
なぜなら二次創作で絶対に利益を出してはいけないというルールになると運営できなくなる企業があるからです。
- 同人イベントの運営会社
- イラストSNSの運営会社
- 同人誌の委託販売会社
- 動画配信サービス会社
- 同人誌・グッズの印刷会社
これだけの会社が二次創作で恩恵を受けているわけです。
もし二次創作禁止になれば、コミティア(一次創作限定の同人イベント)以外は運営できなくなってしまいます。
そのため、二次創作はこれまで通り続けて大丈夫です。
人によって意見が分かれるFANBOXに二次創作をアップしてよいかということについては私は問題ないと思っています。
しかし二次創作はあくまでも一次創作者の方があってこそできるものです。
一次創作者の方に深く尊敬して感謝しながら創作活動を行うべきです。
二次創作を行うときの注意点について解説します。
二次創作を行うときには必ずガイドラインを確認せよ!
ほとんどの版権元は二次創作を黙認してくれています。
二次創作からプロの漫画家やイラストレーターになったり、作品の知名度が上がる可能性もあるからです。
しかし二次創作にとても厳しい版権元もあります。
そのため二次創作を行う前には必ず版権元が許可しているか二次創作ガイドラインを確認してください。
東方Projectなどの大規模ジャンルの作品であればすでに多くの方が二次創作をされていますので問題はありませんが、念のために二次創作ガイドラインを調べて確認しておきましょう。
こんな二次創作はアウト!絶対にやるな!
いくら二次創作が黙認されているからと言って何でもかんでもやっていいわけではありません。
原作者さんが黙認していただいて成り立っている同人業界ですので、原作者さんの利益を侵害してはいけません。考えられる事例としてはこんな感じでしょうか。
・原作作品・グッズに類似したものを作成して頒布する。
→原作(公式)の売り上げが低下する恐れがあります。
・原作のイメージを著しく毀損させる内容の作品を頒布する。
→原作のイメージが低下して、ジャンルの衰退につながってしまう。
・法人(会社)の規模で活動する。
→もはや営利目的となってしまい、完全な競合他社となってしまう。
これらのことをやってしまった場合、今後原作再度から同人活動禁止!と言われても文句が言えない状況になってしまうので絶対にやってはいけません。
しかし、絶対に1円も利益を出してはいけないかというとそうとも言えないのではないかと思います。
利益を出しているサークルはほとんどない
何をもって利益というかはあいまいです。
経費となる部分がはっきりと決まっていないからです。
私の定義する経費についてお伝えしますね。
- 印刷代
- サークル参加費
- 交通費・宿泊費・食費
- 打ち上げ費用
- 戦利品購入費(これは入らないかな・・・w)
同人活動に必要な経費は意外とかかるのです。
①~④の費用の合計が同人活動の経費です。
対して同人活動の収入は同人誌やグッズの売り上げだけです。
大手サークルさんはまだしも、大手以外のサークルさんで利益を出しているサークルさんはほとんどいないということを事実として認識しておきましょう。
利益が出たっていいじゃない!同人活動だもの!
幸運に幸運が重なって同人活動で利益が出たとしてもいいじゃないですか。
サークルさんが一生懸命頑張って作った作品を頒布して得た貴重なお金ですもの。
それくらいサークルさんの好きに使わせてあげてくださいな。
- 打ち上げで美味しいものを食べて次のイベントへのモチベーションをアップする
- 新しい画材や液タブなどに投資してもらってより良い作品を作る
- 遠征イベントの交通費や宿泊費の足しにしてもらう
- 労働時間を少なくして同人活動にする時間を増やす
これだけ見てもサークルさんにメリットしかありません。さらに作品を購入する側の方もサークルさんのより良い作品が読めるという嬉しいことがあります。
ですから荒稼ぎしているという場合を除いてそこまで目くじらを立てる必要はないと思います。少しくらいの利益は多めに見てあげてもいいのではないでしょうか。
最後に結論をお話したいと思います。
二次創作では多少の利益が出てもいいけど、原作者さんに迷惑をかけることは絶対するな!
ご意見がありましたらコメントお願いします♪