はじめに
最近、「同人誌の転売を自由にしてほしい」という旨の主張がツイッター上で物議を醸しました。
結果的には、予想通り大炎上して謝罪に追い込まれて、発信元のアカウントが削除される結果になりました。
同人誌の転売を主張していた方は同人活動の経験が全くなかったようなので、もしこの記事を読んで頂く機会があれば、「ぜひ営利目的という考えをすべて捨てた状態で自分の好きな同人活動を経験していただきたい」と思っています。
実際に20冊以上の同人誌を出してきた私が今回の騒動について思うところを綴っていきたいと思います。
同人誌の転売とは?
同人誌の転売とは、イベントで購入した同人誌を頒布価格(会場で販売していた価格)よりも高い金額でメルカリなどで転売をすることです。
転売する方の主張は、「イベントに行けない人や地方在住の方にも手にとってもらえるようにして経済を回したい」という自分勝手なものです。
私は、幸いなことにそこまで人気がある同人作家ではないので高額転売をされることは今までない(と思いたい)のですが、人気のある方の同人誌は高額転売されるケースが多いです。
特に通販がされずに、会場限定で頒布される同人誌が狙われやすいです。
私の考えは・・・
私の考えを簡単にまとめました。
おそらくほとんどの皆さまが同意していただけると思っています。
- 結局、自分が儲けたいと思っているだけ
- 同人界隈のことなんて何も考えていない
- 転売されるとものすごく不愉快なのでやめろ
- お前らがいなくても同人界隈は回っているから安心しろ
- 同人活動を自分自身でやってみてほしい。嫌なら二度とくるな!
同人誌の転売は絶対反対
私は、同人誌の転売は絶対反対です。
そもそも、同人誌は趣味として行うことが基本となっています。
同人誌は印刷費用がかかるため、印刷費用をカバーするためにお金を取って頒布しています。
決して利益を出すためにお金を取っているわけではありません。
百歩譲って、イベントに行けない友だちの代わりに買い物をしてあげてちょっと手間賃を取るくらいなら問題ないと思います。
利益を得る目的ではなく、友だち自身もその作品が読みたいという理由で購入するからです。転売目的なら当然NGですが。
しかし、転売目的で本を買い占められると本当にその本を読みたい人が本を買えなくなってしまいます。
同人誌は商業書籍と異なり、流通部数が極端に少ないケースがあります。
買い占めされると本当にその同人誌を買うために楽しみにしていた人が悲しみます。
だから今すぐ転売はやめろ!
結局、自分が儲けたいと思っているだけ
同人界隈のことなんて何も考えていない
転売されるとものすごく不愉快なのでやめろ
お前らがいなくても同人界隈は回っているから安心しろ
同人活動を自分自身でやってみてほしい。嫌なら二度とくるな!